旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

海外旅行 ホテルの選び方

海外旅行をするとき、みなさんはどのような基準でホテルを決めていますか?

若い頃は、「どうせ寝るだけだし」と、安全と清潔が確保されていればOKと思っていました。

実際、その昔ニューヨーク旅行で宿泊したホテルは、ターミナル駅のひとつ、ポートオーソリティーのすぐ側にあった中堅ホテル。 今考えると、ブロードウェー(劇場街)にも近くて便利な反面、かなり騒々しかったし、面白みのないビジネスホテルだったなと思います。

しかし、中年になり一人旅を始めてから、「どこに泊まるか」は大事だな、とつくづく思うようになりました。 一人旅だと、ホテルの部屋にいる時間こそ本当に一人になるので、それが居心地の悪い空間、時間になると、せっかくの旅の高揚感がしぼんでしまうからです。

まだまだ一人旅の初心者なので、ホテル選びも模索中です。 希望を言えばキリがないのですが、いくつか条件を考えてみました。

1.ロケーション

繁華街や街の中心部である必要はありません。むしろ中心となる駅から2~3駅離れているくらいが静かでちょうどいい。でも最寄駅から近く、観光のアクセスが便利な場所。

2.部屋の広さ

平米数は必ず確認。すてきだな、と思っても(個人的に)ありえないほど狭い平米数もあるので。

3.ホテルのタイプ

せっかくのヨーロッパ旅行ならアメリカ系やアパホテル的なホテルチェーンは避けます。

地元の老舗ホテルやローカルなデザイナーホテルが好み。

4.レストラン付き or 朝食が美味しい

ホテルにカジュアルなレストランがあると、滞在中に夕飯を食べる場所に困った時に利用できるので便利。朝食も、デリバリーではなく、そのレストランで作った温かいメニューを食べられる場合が多いです。

5.宿泊代が予算内

例として、オーストリアのウィーンで宿泊したホテルをご紹介します。 2015年12月に旅行したときの情報です。

選んだのは、ウィーンの老舗ホテル Regina(レジーナ)。 ちなみにRegina(レジーナ)とは、「女王」という意味だそうです。

Hotel Regina 公式サイト(英語)

www.kremslehnerhotels.at

【ロケーション】 地下鉄(Uバーン)ショッテントーア駅から徒歩3分。

リンクを走るトラム(路面電車)の駅もあります。 “リンク”は、旧市街を取り囲む1周4kmの環状大通り。その内側が観光の中心です。 ショッテントーア駅からは、オペラ座まで乗り換えなしで4駅ほどだし、街の真ん中シュテファンスプラッツ駅までも1回乗り換えで4~5駅ほど。観光スポットや空港、その他主要駅までのアクセスは便利。

街の中心に近いのに、とても静か。ウィーン大学や教会、そして日本大使館にも近く(なんか安心)、落ち着いた雰囲気でした。ホテルの周囲には、ドラッグストアやカフェもあります。 到着が夜だったので、少し方向音痴な私は不安だったのですが、駅からホテルが見えたので迷わず到着。

地下鉄駅から地上に出ると趣のあるホテルが見えます

【部屋の広さ】 私が選んだのは、スーペリアルーム(20㎡)。閉所恐怖症なので、ちょっと狭いかも…と心配でしたが、思ったより広かった。バスタブやセーフティーボックスもあったし、Wi-Fiも問題なく使えました。

部屋の雰囲気は、公式サイトや予約サイトのエクスペディア等に掲載されている写真とほぼ相違なし。

【ホテルのタイプ】 19世紀後半創業の歴史あるホテル。 これは私の好み。外観にも歴史を感じます。豪華ではないけれど、家族経営のエレガントなホテルでした。ヨーロッパへ来たからには、ヒルトンなどアメリカ系ホテル以外に宿泊していので。

【レストランと朝食】 朝食付きのプランで宿泊。 1階のレストランで、ビュッフェスタイルの朝食でした。

食いしん坊ですが、朝食だけは軽めな私。フルーツとコーヒーが朝食の必須アイテム。 レジーナの朝食は、その点で大満足。コーヒーもポットサービスだし、フルーツの種類も豊富。注文すれば、温かいお料理もレストランで作ってくれます。パンは、ドイツ系のパンが中心ですが、どれも美味しかった。伝統のクリスマス菓子“シュトレン”もあったので、これは毎日いただきました。大好物! 個人的によかったのはテーブルクロス。これがあるとないとでは気分が違います。 あと12月ということもあり、ポインセチアジンジャーブレッドハウスなどが飾られている心遣いもよかったです。 もちろん、フロント近くには、大きなクリスマスツリーも。

ホテルに併設されているレストラン「ROTH」は、カジュアルなレストランで、お値段も手頃。私は、夕食を1度このレストランでいただきました。 メニューもシンプル。英語が苦手な方でも注文しやすいと思います。 私は、Viennese Classicsの中から1皿とワインを注文。 忘れられないほど美味しい、とは言いませんが、十分満足のできる美味しさでした(しかし、夕食の写真撮るの忘れました)。

朝食:シュトレン、ポインセチアがクリスマスムード。テーブルクロス大事!

お手製のジンジャーブレッドハウス

クリスマスツリーと(大好きな)シャンデリア!

ホテルのレストラン「ROTH」公式サイト(英語): *メニューも確認できます。

【宿泊代】 2015年時点では予算を1泊80~130ユーロで探し、レジーナは1泊85ユーロくらい(約12000円)。実は、この時は4連泊以上すると1泊無料になるというようなキャンペーンを実施していて、私は3泊分の宿泊代で4泊したのです。ラッキー! 予約は、予約サイトのエクスペディアから。 宿泊価格は、物価やシーズンによって変動があると思います。

www.expedia.co.jp

外観同様、ホテル内もアンティークな感じで、ヨーロッパにいる気分が盛り上がります。 スタッフもプロフェッショナルな対応で、気持ちよく過ごせました。

もう1度、泊まってみたいホテルです。