ミシュラン三ツ星認定 高尾山は想像以上に楽しかった
ミシュラン三ツ星を獲得している観光地、高尾山へ行ってきました。
東京都内にありながら、自然が豊かで、都心からの交通の便がいいことが、ミシュランに評価されたそう。 私は長年東京に住んでいるけど、実は初高尾山。 思った以上に充実した1日を過ごせたので、ご紹介。
高尾山 登山コースを確認しよう
なにやらオシャレな駅、と思ったら、設計は隈研吾氏。
駅のすぐ横には温泉もあります。帰りに汗を流してから帰ってもいいですね。
駅前にインフォメーションセンターがあるので、まずは、ここでマップを入手。難易度の異なる登山コースが複数あるので、自分の体力や経験と相談してコースを決めましょう。ただし、高尾山は標高559メートルしかないので、どのコースも3~5時間あれば往復できます。
森林浴とパワースポットで心の洗濯
私と友人は、往路は1号路表参道コースで、復路は4号路吊り橋コースを選択。
午前11時、さっそく、お土産屋さんが並ぶ駅前の参道をとおりケーブルカー乗り場へ。
片道6分で480円(往復券は930円)。
最急勾配は31度18分、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配。
リフトもあるので、高いところが平気な人は、トライしてみてください。
樹齢約500年の大杉、通称たこ杉をはじめ、東京都指定天然記念物の杉並木の中をのんびり歩いていくと、高尾山薬王山に到着。
西暦744年、聖武天皇の勅命により行基により開山された高尾山薬王院。成田山新勝寺、川崎大師平間寺とならぶ真言宗智山派の三大本山の一つです。
天狗信仰があるため、境内には天狗の像や天狗をモチーフにしたオブジェもたくさんあります。
パワースポットと言われるご利益のあるスポットもそこかしこにあるので、忘れずにチェックしておきましょう。
薬王院の本社から階段を上り、境内を抜けて山頂へ。
天気がよければ、富士山や江ノ島、房総半島、筑波山まで見渡せるそうです。
この日は、日曜日ということもあり、大勢の登山客でにぎわっていました。
標高が低いので、平地より“少し”涼しい程度。
でも、都内と比べると空気が澄んでいます。
復路は、往路よりも本格的な山道なコース。ブナ林の中なので気温も低め。すれ違う人たちと挨拶を交わしながら、細い山道を歩き、吊り橋を渡ってケーブルカー乗り場へ。
時間は、午後1時。約3時間かけて往復したことになります。
ケーブルカー乗り場の前に、「高尾山スミカ」というカフェがあったので、ここでランチ休憩。
カフェの2階と店の裏からは、絶景が楽しめます。
私たちが食べたのは、スミカ特製カレー。
食べそびれたけど、「高尾山チーズタルト」というのも美味しそうでした。
混雑しているので立ち寄りませんでしたが、季節限定でビアガーデンも営業しています。
TAKAO 599 MUSEUM(ミュージアム)
ケーブルカーで駅前へ戻ってから、駅近くにある「TAKAO 599 MUSEUM」へ。
とてもスタイリッシュな建物で、ミュージアムグッズもセンスがいい。入館料は、なんと無料。
高尾山に生息する動植物が展示されているのですが、展示方法も個性的。昆虫や植物も美術品のよう。
動物は…。
中庭やカフェもステキです。
まとめ
都内からのアクセスは、京王線が便利。高尾山口駅まで、約50分、片道390円です。
JR中央線を利用する場合は、中央特快で高尾駅まで行き、そこから京王線各駅停車に乗り換えて高尾山口駅へ向かいます。所要時間は約50分、片道680円。
新宿から1時間弱で、まるで違う世界へ飛び込めます。
標高が低いので、初心者やお子様連れの方でも楽しめる登山。
でも、山には違いないので、油断することなく最低限の登山準備をしていくべきだと思います。
都内および都内近郊にお住まいの方であれば、思い立ったその日に行ける高尾山。
気軽に楽しめるミシュラン観光地としておすすめです。