旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

バスで行く 阿智村 日本一の星空ナイトツアーと上高地・飛騨高山

8月(2018年)に長野県阿智村へ“日本一の星空”を見に行ってきました。

阿智村は、環境省による全国星空継続観察で、平成18年に「星が最も輝いて見える場所」第1位に認定されました。そのため、この美しい星空を楽しめる「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」は大人気。各旅行会社が、さまざまなツアーを企画しています。

今回、私は、クラブツーリズム主催の1泊2日のバスツアーを利用したので、その内容や気がついた点などをご紹介します。

「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」の概要

星空ツアーが開催されているのは、長野県阿智村にある標高1,400mのスキー場「ヘブンスそのはら」。スキー場が休止している4~10月の間、ほぼ毎晩、星空観測ショーを開催しています。

1泊2日を基本としたクラブツーリズムのバスツアーは、「星空ナイトツアー」の他、地元の温泉など観光スポットを巡る内容。

私が参加したツアーでは、上高地と飛騨高山に立ち寄りました。

行程

1日目

12:00 東京発~新宿を経由して長野県へ

17:30 山都飯田(長野県)で早めの夕食

18:30~ ヘブンズそのはら「天空の楽園ナイトツアー」

22:00 ホテルにチェックイン

 

2日目

8:00 ホテル出発

11:30 飛騨高山(自由散策60分)

13:00 上高地(自由散策120分)

20:00 東京着

料金:19,990円~22,900円(出発日により異なる)

宿泊:ルートイン中津川インター(ビジネスホテルです)

※旅行代金には、星空ツアーの代金(ケーブルカー往復)が含まれます。

1時間~1時間30分ごとに、トイレ休憩のためサービスエリア(SA)へ立ち寄ります。トイレが近いアラフィフにとっては、とってもありがたい。 私は、ドライブする機会がほとんどないので知らなかったのですが、中央道のSAには、スターバックスコーヒーが出店しているのですね。立ち寄ったSAは、どこも規模が大きく、温泉付きのもありました。

1日目 阿智村で日本一の星空ナイトツアーを堪能

1日目の星空ツアーについては、すでにブログに書いたので、それを参考としていただければと思います。

個人的にありがたかったのは、出発が12時と遅めであること、東京駅から乗車できること。

ツアーの場合、ケーブルカーの混雑を避けるため、会場の「ヘブンズそのはら」へは、早めに到着するようです。場所取りが楽にできるのでよかったですが、ツアー開始時刻まで1時間半くらい待つことになります。ロッジでお茶でも飲みながら待ってもいいし、ここで夕食を食べてもいいのかもしれませんが、寒さ対策だけは忘れずに!! 標高1,400mともなると、日が暮れたあとは、夏でも本当に寒い。薄手のダウンジャケットやひざ掛けがあるといいです。私は、夏用のパンツだったので、意外と足が寒かったです。

ちなみに友人と私は、東京駅でワインやチーズ、ドライフルーツを買い込み、ツアーが始まるまで、飲んで過ごしました。

2日目 飛騨高山と上高地でリフレッシュ

翌日、ホテルを出発後、まずは飛騨高山へ。岐阜県にある観光名所で、「古い町並み」の散策を楽しみました。 江戸末期から明治中期に建てられた屋敷などが建ち並び、その景観が、国選定重要伝統的建造物群保存地区として保護されています。なんと仏ミシュランの観光ガイドや実用旅行ガイドで、必見の観光地として三つ星を獲得しているそうです。

古民家を利用した可愛らしいカフェや地酒が飲める店も多いので、飲食をゆっくり楽しみたいなら60分では物足りないかも。

今回は時間が限られていたので、私と友人は、地酒をあきらめ飛騨牛のお寿司をいただきました。10分くらい並んだでしょうか。 期待を裏切らない美味しさ。

おせんべいが皿代わり

その後、上高地へ。予想に反して、けっこう暑かった! 私たちが散策したのは、1時間~1時間半ほどのコース。本格的な登山靴じゃなくて、普通のスニーカーで十分。

ウォーキングコースは複数あり、公式サイトから確認できます。

途中に帝国ホテルもあるので、歩き疲れたら、カフェでお茶も楽しめます。

私たちは、マイナスイオン(?)を堪能しながら、のんびり歩いてリフレッシュ。

バスの乗車時間が長いので、よい気分転換になりました。

河童橋付近にある「ホテル白樺荘」の売店は、とても広くて、ちょっとしたお土産から上高地高級グルメまで揃っているので、見るだけでもちょっと楽しい。

上高地を出発してからは、休憩をとりながら東京へ。

月曜日にもかかわらず、夏休み中のせいか、ちょっとした渋滞に巻き込まれ、予定より1時間くらい到着時間が遅れました。バスツアーは、時間通りにいかないことは「想定内」として参加しましょう。

まとめ

バスツアーは、ほとんど経験がなかったのですが、まめにトイレ休憩もするし、予想以上に快適。

欠点は、やはり渋滞。 週末や連休、行楽シーズンには避けられない事象なので、音楽や動画配信、本など、何か時間つぶし対策をしておくとよいと思います。

今回、私は友人と2人旅だったので、ワインとつまみを買い込み、おしゃべりしながら車内で昼飲みをしながらまったり。途中立ち寄ったサービスエリアでは、スタバのコーヒーや諏訪湖の景観も楽しめたので、よい休日となしました。

星空ナイトツアーは、とにかく天候次第。少なくとも「満月」は避けましょう。想像以上に「月」って明るい!

星が見えなくなります。「新月」で、かつ雲がない夜ならば、超ラッキー。

往路は、早めにケーブルカーに乗れたのでスムーズでしたが、帰りはケーブルカーに乗るまで45分くらいの順番待ち。バスツアーは、全員が戻るまで当然待ってくれますが、やはり夏休みということもあり、予定より時間の遅れが生じました。

宿泊先は、いわゆるビジネスホテルでしたが、そもそもホテルのチェックイン時間が遅く、ほぼ寝るだけの場所だったので問題なし。

温泉を楽しみたい方は、東京を早朝に出発するコースを選べば、ナイトツアー前にチェックインして温泉に入れるようです。

クラブツーリズムに限らず、多くの旅行会社が阿智村の「星空ナイトツアー」を企画しています。

ただし、人気の観光地なので、どこもすぐに満席になってしまうようです。はやめに計画して、余裕をもって予約することをおすすめします。