旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

会社勤めも悪くない、と思っている

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私は、現在、正社員として会社勤めの傍ら、さまざまな副業(複業)を模索中。
こんなことを副業探しのために参加したセミナーなどで言うと、「会社勤めがツライのね」と思われがちですが、そうではありません。
いずれ、会社の仕事に割く時間を少なくする、もしくはゼロにしたいと考えているけれど、決して勤務している会社がイヤなわけではない。

 

ひとくちに「会社・会社員」といっても、社風はさまざま。
だから「会社勤め」がどうとういうより、今の会社が働きやすいだけ、とも言える。

 

ところで、私はこれまで7社で正社員として働いた経験があるけど、テレビドラマのような社内風景は無縁の会社員生活だった。会社員生活をやめる前に、一度くらいそんな経験をしてみたいかも。

 

ちなみに私が“テレビドラマのような”と勝手に脳内イメージしているのは、制服姿の女性社員が給湯室でうわさ話していたり、杉村(仮名)部長と高橋(仮名)部長の派閥があったり、カッコいい先輩がいたり、バレンタイン前日には義理チョコを買いに行ったり、勤続30年経理課長の使い込みがバレたりするやつです(それはないか)。

 

閑話休題

 

今の勤務先の不満点は:

  • 賞与という概念がない(設立以来赤字…)
  • というか昇給という概念もない(設立以来赤字…)
  • 設立メンバーで残っているのは私だけ(イヤではないが)
  • なので言いたい。いつまでも「新会社」だと思うな。そろそろ本気で黒字化目指さないとヤバイ頃だと思わない? 

逆に(私にとって)よい点は:

  • 上司がいない(正確にはいるけどめったに会わないし、関係もフラット)
  • 部下もいない
  • 同期もいない(これはいた方が楽しいかも)
  • 裁量権がわりとある
  • 仕事が終わればさっさと帰る
  • 仕事がいつまでも終わらなければワイン飲みながらPCに向かってる
  • 有給が取りたければ、自分で作成した「申請書」に自分で入力して自分に提出して自分で管理表に残り有給数を入力して休む
  • 外国人スタッフが数名いるから英語の勉強になる
  • 服装自由
  • オフィスが都心にある
  • だから定期券ってすごく便利
  • 人間関係に悩まない(他の社員とからむ仕事がまずない)
  • 社員と言うだけで、毎月一定額が口座へ振り込まれる(担当は私だから“振り込んでいる”んだけど)

 

この会社で何かをやり遂げようとか思ってないし、興味が持てる仕事でもないけど、だからといってストレスもない。

 

会社にストレスを感じないのは、たぶん「仕事をやらされてる感」がないから。

 

私の肩書は、CEOアシスタント。
帰国子女や外国人の多い職場なので、事務系の仕事は一番日本語ができる(?)私が担当しているのですが、ルーチンも多いからけっこう退屈。でも、会社運営のために「これをやっておくか」と気がついて自分で作った仕事が圧倒的に多い。
誰か(CEO)に頼まれているわけじゃない。
2人で相談しながらする仕事もあるけれど、細かいことはお互い干渉しない。

 

以前、「企業のトップ(社長)は、会社の運命を左右する決定を下さなければならないから、その重圧やストレスはすごいと思われがちだが、実は、ヒエラルキーの下へいくほどストレスが多くなる」と聞いたことがある。

これはたぶん真実。

 

自分の仕事の分量や内容、優先順位やスケジュールを自分でコントロールできればできるほど、心は軽やかになるもの。

 

少人数の新会社やベンチャー企業のいい点のひとつは、会社と社員の距離感が近いこと。
会社がやってることも、やろうとしていることも、利益も損失もわかりやすい。
「頑張って結果を出したから、給料上げてくれよ」なんて簡単に思わなくなる。
経営に詳しくない人でも、ちょっと結果出したくらいじゃどうにもならない、ってわかることがあるから。
「もう、自分のボーナスくらい自分で稼ぐから気にしないでください」って気分になる(かもしれない)。
とにかく、それくらい社員ひとりひとりが経営者のような立場になって仕事に取り組んでると思う。

 

考えてみれば、当たり前のことかもしれない。
社外の人からみれば、会社に不満を述べてる社員だって、その(不満いっぱいの)会社の一部なのだから。

 

私にとって、会社勤務がストレスになっていないとしても、1日の拘束時間がそれなりにあるので、その時間で他の仕事をしてみたい、というのが現在の希望。
先のことは分からないけれど、今のところ毎月一定のお金がもらえる状況のもと、副業探しができるって、けっこうありがたい。