海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』感想
昨年、通っていた英会話スクールベルリッツの先生一押しの海外ドラマ、「ストレンジャーシングス 未知の世界」を視聴。
あらすじ
舞台は1980年代のインディアナ州の架空の町ホーキンス。 超能力を研究する国立研究所付近で、12歳の少年ウィル・バイヤーズが失踪する。ウィルの母のジョイスと兄ジョナサンは必死にウィルを探し、警察署長のホッパーが捜査を始める。そこへ、謎の少女エルが現れ、ウィルの友達の少年たちと知り合いになる。不思議な能力を持つエルは、少年たちと協力してウィルを救い出すために"裏側の世界"に入っていく…。
あらすじだけを聞いたとき、正直まったく興味が湧きませんでした。「子供が主役のSFドラマ」なんて趣味じゃない。 ところがどっこい(死語?)、見始めたら思いっきりこの世界にハマってしまいました。
ストレンジャー・シングスの魅力
ストーリーやキャストの魅力もさることながら、80年代ポップカルチャーへの郷愁がアラフィフの心をつかみました。
製作者のザ・ダファー・ブラザーズは、スティーブン・スピルバーグやスティーブン・キングなどから影響を受け、本作に彼等へのオマージュを込めているとのこと。
作品のいたるところに「元ネタ」が隠れています。映画ファンなら、それを全部探してみても楽しいかもしれません。
私と同世代の視聴者にとって、この作品は、「グーニーズ」であり、「E.T.」であり、「未知との遭遇」であり、「キャリー」でもあるし「エイリアン」でもあるし「スタンド・バイ・ミー」でもあるのです。
仲良しの少年たちの“足”は、もちろんスケボーじゃなくて自転車。 音楽は、カセットテープにお気に入りの曲をダビングして楽しむ。
作品中に流れる音楽も懐かしの選曲。 TOTO、エコー&バニーメン(感涙!)、そしてクラッシュ!!
まさに(中年の)”青春そのもの”。
ウィノナ・ライダー復活
ウィルの母親を演じるのは、ウィノナ・ライダー。 80~90年代に、「ビートルジュース」や「シザーハンズ」、「リアリティバイツ」で一世を風靡した女優さん。私も大好きでした。当時のBF、ジョニー・ディップは、彼女の名前を刺青に掘っていたけど、今はどうしているんだろう…。 2001年に万引きという衝撃的な事件を起こしてからは、パッとしなかったけど、やはり演技はうまい。年齢を重ねて(アラフォー)復活してくれるのは、うれしい限りです。
なお、本作品は、第69回クリエイティブアーツ・エミー賞で、キャスティング賞、メインタイトルデザイン賞、メインタイトルテーマミュージック賞、編集賞、音響賞の5部門を受賞しています。
シーズン2の最終話で、一旦、物語は終了していましたが、なんとシーズン3の製作が決定したそう。 子供たちが主役の作品は、その成長の早さに製作ペースが追いつかなそうですが、配信される日が待ち遠しいです。