海外旅行 現地のガイドと街を歩こう!
数年前からなんとなく海外へ一人旅をするようになりましたが、別に一人旅にこだわりはありません。 むしろ1週間も一人で旅をしていると、人恋しくなるタイプ。
一人旅でも感動を誰かと感動を共有する方法
旅先で、美しい風景や初めての味覚に出会ったら、その感動や驚きを誰かと共有したくなるもの。 一人旅の不便さは、共有する相手がいないことかもしれません。
現地のオプショナルツアーに参加してみることも、ひとつの方法。 ツアーの参加者同士で、話が弾むことも。 ナパバレー(米国)のワイナリー巡りやチェスキークロムロフ(チェコ)などの日帰りツアーに参加したことがありますが、とても充実した1日を過ごせました。
ボランティアガイド グリ―ターとは?
私が次回利用したいと思っているサービスは、現地の個人ガイド。
すべての国にあるサービスではないけれど、アメリカの主要都市やヨーロッパの観光地なら、個人ガイドのサービスが見つかるかもしれません。
さらに個人ガイドといっても、ボランティアもあれば、政府公認のプロガイドまで、さまざま。
気になる個人ガイドをいくつかご紹介します。
グリ―ター(Greeter)
グリ―ターは、現地在住のボランティアによるガイドサービス。 ニューヨークで始まった観光案内グループ「Greeters(グリーターズ=歓迎する人)」の活動が、今や、他国へも広がりをみせているようです。
グリ―ターは、原則としてボランティアによる「街案内」で、無料です。(ただし、活動を維持するために、寄付の呼び掛けを行っています。)
グリ―ターとして登録しているボランティアの年齢も幅広く、職業も学生やサラリーマン、退職者など様々。 観光案内や通訳に関する特別な資格を持ってないし、こちらの希望に沿ってプランを組むわけでもなく、ガイド目線で案内をするようです。 でも、「現地の人」ならではの街への思いや情報を得られるはず。なにより、現地の人と街歩きをするなんて、ちょっと気分がいい。
パリのグリ―ターのサイトを見ると、英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語表記しかありませんが、申込み画面では「日本語ガイド」の選択肢がありました。
自分の旅程と日本語が話せるパリジャン(パリジェンヌ)ボランティアの都合が合うかわからないけれど、実現できたら、すごく楽しそう。
ニューヨークのグリ―ター申込サイトも、言語(Language)入力欄があるので、Japaneseと記入しておけば、日本語の話せるリアルニューヨーカーと街歩きができるかもしれません。
ただし、「ボランティア」であることを肝に銘じて、お任せするのがいいと思います。
その他の国のグリーターを探すなら、コチラから
政府公認観光ガイド
日本でも「国家通訳案内士」というガイド資格がありますが、同様の資格を設けている国もあります。
たとえばオーストリア。 国家試験準備コースに2年間通った後、初めて国家試験を受ける資格が与えられるそうです。 しかも、その国家試験は、口頭試験、実地試験、経営簿記など多岐にわたる厳しいもの。
プロのガイドなので、当然有料ですが、その分、さまざまな要望にも対応してくれますし、その知識量もハンパないことがうかがえます。
私は、ウィーンとフィレンツェは、絶対再訪したい街なのですが、どちらの街にも日本人の国家公認ガイドが見つかりました。
ウィーン:豊島啓一郎さん
もちろん、日本語で案内してもらえるし、どんな質問にも答えてもらえそう。 プロにお任せできると、一人旅の心細さも軽減しますね。
国家公認ガイドというわけではないけれど、ポルトガルにも現地在住日本人のガイドがありました。 私は、このサービスを利用して、ポルトガル第2の都市、ポルトを再訪したいと思っています。
友人やパートナーと予定が合わずに一人旅になったとしても、旅先で現地の人と観光を楽しめるなら、ステキな旅の思い出ができそうです。