ポルトガル旅行ーリスボン観光
2017年11月23日~29日までポルトガルのリスボンとポルトを旅行しました。
旅のメインは、ポルトでワインセラーを訪問することと、数年ぶりに友人と再会すること。でも、ポルトへ行く前に、ポルトガルの首都リスボンを観光。
リスボンへは、成田からターキッシュ航空で。
イスタンブール(アタテュルク国際空港) での乗り継ぎ時間4時間半を含めると、なんと20時間以上。 想像以上に遠くてビックリ!(←ちゃんと調べてない…)
ちなみに帰りは、ポルトから同じくイスタンブール経由で帰国しました。
ポルトガルといえば、思い出すのは(?)、1543年種子島、鉄砲伝来。
フランシスコ・ザビエル、カステラ、金平糖などなど、日本とは古くからご縁のある国というイメージで、さぞかし日本人にも人気の観光地と思いきや、旅行中、不安を感じるほど日本人を見かけず。
そういえば、女性向けのガイドブック「ことりっぷ」や「ララチッタ」にもポルトガルはありませんでした(2017年現在)。
街並みが美しく、料理も美味しいし、ヨーロッパ諸国の中でも安全な国の一つと言われているポルトガル。個人的には、旅行先としてオススメの国です。
さて、リスボン観光。
時間に余裕がない滞在だったので、どこへ行くか迷いましたが、以下のルートを選択。
1.ジェロニモス修道院(市の中心にあるフィゲイラ広場から市電で約30分)
ポルトガルが誇る大航海時代、エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を讃えて、1502年にマヌエル1世が着工。ベレンの塔と共に世界遺産です。マヌエル様式(建築様式)を代表する建物です。
柱はヤシの木を模したといわれている。海や船をモチーフとした装飾が特徴。
世界史の教科書でお馴染みヴァスコ・ダ・ガマの石棺
エンリケ航海王子を先頭に、喜望峰を回るインド航路を発見した ヴァスコ・ダ・ガマ 、初めて世界一周を成し遂げたマゼラン(フェルナン・デ・マガリャンイス )、そして日本へキリスト教を伝道した宣教師 フランシスコ・ザビエル など、ポルトガル大航海時代の偉人が勢ぞろい。
全体的にのんびりしたポルトガルの雰囲気と大冒険に繰り出すアグレッシブさが何か結びつかない印象。実は、熱いのかしら、ポルトガル。
エレベーターで塔に登ることもできます。 モニュメント前の広場にあったモザイク。日本発見は1541年となっていますが、これは豊後に漂着した年。
3.ベレンの塔(発見のモニュメントから徒歩10分強)
発見のモニュメントからベレンの塔が見えるので近いと思ったら大間違い。
意外と歩きました。
これまたマヌエル1世の命により1515年に着工。もちろんマヌエル様式。
テージョ川を行き交う船の監視を目的として造られましたが、後に通関手続きや灯台として使われたそうです。司馬遼太郎氏は「テージョ川の貴婦人」と表したとか。
エッグタルトの発祥の国ポルトガル。その中でも有名な1837年創業の老舗です。
市電を降りて、ジェロニモス修道院へ歩いていく途中にありました。
スイーツに執着がない私ですが、アツアツのタルトは美味しかった。
5.サン・ジョルジェ城
修道院やベレンの塔があるベレン地区からフィゲイラ広場へ戻ってから、バスでサン・ジョルジェ場へ。リスボンの街が一望できる人気スポットとのことでしたが、バスが小さい。しかし、乗車してその理由が分かりました。日光いろは坂にも負けない急カーブ&急傾斜。道も狭く、ちょっとしたアトラクション。
城の前にあったワインレストラン。暗闇に浮かぶ様が「注文の多いレストラン」のよう。
けっこう階段も上ったし、歩いたしで、私にしては頑張って観光した1日(実際には半日?)となりました。
疲れたので夕食はホテルで。
ポルトガルは、とにかく坂道、それも半場ない傾斜の坂の街。観光地も石段が多いので、あまり欲張らずに余裕をもってプランを立てることをおすすめします。
街をブラブラ歩いて、疲れたら路面電車に乗ったり、カフェで休んだり。そんな観光でもいいかもしれません。