旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

イタリア フィレンツェで美味しかったもの

先日、その昔一緒にイタリア旅行をした親友とおしゃべりしていて、フィレンツェを俄然再訪したくなりました。

取り急ぎ、前回美味しかったものを復習。

フィレンツェを代表するB級グルメ

イル マガッツィーノIl Magazzino

フィレンツェを代表するB級(?)グルメ、トリッパ(Trippa)とランプレドット(Lampredotto)が看板料理のお店。

トリッパはハチノス(牛の2番めの胃)をトマトで煮込むのに対して、ランプレドットは「牛の第4胃(ギアラ)」を野菜で煮込みます。ようは「内蔵煮込み料理」。

フィレンツェの名物なので、街にはトリッパやランプレドットの屋台も並んでおり、マグナムボトルから赤ワインをグラスにそそぎつつ、みなさん美味しそうに立ち食いしていました。日本でいえば、日本酒&もつ煮込みの屋台、といったところでしょうか。

私は、トリッパ(Trippa)が大好き! でも日本のレストランで注文すると、小さな皿でサーブされるのが不満。大きなボウルいっぱい食べたい。 ということで、フィレンツェ訪問の目的の一つが、この店でした。

シェフはフィレンツェの有名トリッパ屋台の出身だそうです。 メニューは、内蔵料理づくし。 私たちは、ランチに訪れ、友人がランプレドット、私はトリッパ。あと花ズッキーニのフリットとワイン1本を注文。

期待の3倍増しくらい美味しかった。 しかも願望どおり、大きなボウルいっぱい。 今まで食べたトリッパの中でダントツ1位です。 ランプレドットも味見させてもらいましたが、こちらはかなりあっさりしたお味。個人的にはトリッパに軍配。でも、どちらもとろけるくらい柔らかく煮込まれ、味がしっかりしみています。再訪できる日が待ち遠しい。

トスカーナ料理のカリスマシェフの味

Trattoria Cibreo (トラットリア・チブレオ)

老舗の名店、リストランテ・チブレオの隣にあるリーズナブルなトラットリア。 高級レストランとは店舗が別ですが、なんとキッチンは一緒で料理もほぼ同じものが出てきます。つまり、味は同じで、テーブルクロスや食器等を含む盛り付けやサービスの部分で差を出し、値段を安く設定しているそうです。これはすごい!

オーナーシェフであるファビオ・ビッキ氏は、イタリア料理界のカリスマ。個性的なトスカーナ料理を提供することにおいて、トップクラスのシェフ。

サンタンブロージョ広場の一角が、彼が経営するレストラン、トラットリア、カフェ、テアトロ(劇場内でショーの前に料理食べるところ)に独占されていました。

ただし、トラットリアは予約を受け付けていません。 私と友人は、開店時間と同時くらいに行って席をとれましたが、あっという間に満席になっていました。 お料理は、どれも個性的なので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私は初めての料理ばかりで、見た目も味も楽しめました。

雑誌で見た「ポテトとリコッタのスフォルマートとミートソース」という料理が楽しみだったので、プリモはこれを注文。不思議な食感で心が豊かになる味。セコンドはウサギを注文。 その他、ワイン1本、デザート、コーヒーまでいただいて、1人50~60ユーロくらいだったかな。イタリア語が流暢な友人と一緒だったせいか、ウエイターさんと話が弾んで、ブルーチーズのスープがサービスされました。

ちなみにチブレオとは、鶏のトサカ。食べます。食べたことありますが、いいツマミ。

ウサギさん&チョコレートソース

美味しすぎるジェラート

フィレンツェは、イタリアンジェート発祥の地らしいです。ジェラート屋さんも、他の街とは気合が違います(たぶん)。

フィレンツェへ行く前は、なんとなくシャーベット的な、というイメージしかなかったジェラート。大きく認識が大きく変わりました。

何を食べても素材の味がしっかりして、密度が高い。 私は、ピスタチオとヘーゼルナッツを食べましたが、持って帰れないのが本当に残念なくらい美味しかった。

フィレンツェでいただいたトスカーナ料理とワインは、どれも日本では決して味わうことができない地元の味ばかり。旅をしていることを実感しました。

お腹を空かせて、早めに訪問したい街です。