旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

富士山へ登ってみた

世界遺産にもなっている富士山。 一生に一度は登ってみたい方も多いのではないでしょうか?

私は、2年前に登ってきました。

参加したのは、willerのバスツアー。 日ごろから運動不足気味の私が申し込んだのは、「専任ガイドと登る初めての安心富士登山コース」。 内容は、東京からバスで五合目まで。そこからガイドさんと共に山を登り、八合目の山小屋で1泊。帰りは温泉で汗を流してから都内へ戻るというもの。2万円弱だったと思います。

willer(ウィラー)公式サイト

travel.willer.co.jp

「女性安心富士登山コース」というのもあって、バスの座席や山小屋での仮眠時に、女性同士になるような配慮がされています。

外国人観光客にも人気の富士登山。御来光を拝むために長蛇の列ができるとも聞いていたので、“登りやすい”山と勝手にイメージしていたのですが…。大きな間違いでした。 八合目の山小屋へ到達するまで、休憩をはさみながら登山すること6時間。

もう一度言いますが、6時間です。

考えたら、平地ですら6時間歩くことなんて、そうそうないのに、岩山の斜面を6時間! 心を無にして、ただ足を動かしていた気がします。瞑想に近い…。 新境地が開けるかもしれません。

しかし、ある意味、ひとり旅には最適かも。 特に初心者コースなら、誰も周りを気にする余裕はありません。 私は友人と参加したのですが、実際、ひとりで参加されている方もいました。

さて、肝心の御来光。 夕方に到着した八合目の山小屋で、夕食と仮眠をとり、午前2時頃に山頂へ向けて出発。 8月でも富士山頂付近は寒い!そして、もちろん真っ暗。でも、気のせいか(気のせいです)、五合目~八合目より、八合目~山頂の方が楽に感じました。

富士山の御来光

当時の我が家のベランダから眺める富士山

御来光は美しかったけれども、富士山頂で見る太陽も私のマンションのベランダから見る太陽も同じだな、というのが正直な感想。そりゃそうですね。同じ太陽なんだから。 むしろ、眼下に雲が見える風景に心奪われました。飛行機に乗って、海外旅行へ飛び立つ時と同じ高揚感。

眼下に見える雲

その後、お鉢巡りもして、山小屋へ戻ってから朝食。 五合目まで各自で下山してからバスの出発時間まで一休み。 ふだんビール派ではない私も、下山直後に飲んだビールは最高でした。 バスで都内に戻る途中に寄った温泉では山梨産ワイン。 旅とお酒は、私の“リラックス”に欠かせないのです。

いずれにせよ、体力的にも感受性的にも、なるべく若いうちに登っておいた方がいいと思います。