50代からのライフシフト

CEO秘書とか字幕翻訳家とかライターとかパラレルワークを実践中

成功=幸せへの違和感

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「みんなで成功して幸せになりましょう!」

これは、数か月前に参加したセミナーの講師から送られたメールにあった言葉。

本人は深い意味もなく書いた一文かもしれませんが、なんだか違和感が…。

 


私がパラレルワークを目指せる理由

 

違和感の原因は、「成功=幸せ」として語られているから。

参加しているセミナーや説明会の多くは、「収益を目指す副業」が多いので、「収益を得る=成功」にはなるかもしれません。
でも、「成功=幸せ」にはならないのでは?

 

なにしろ私は、「今、幸せじゃないから副業を探している」わけじゃないのです。
はっきりいって、けっこう幸せ。

 

なぜなら

・(ほぼ)ストレスフリーの会社に勤務
・好きなこと(字幕翻訳)を副業にしている
・好きな場所に住んでいる
・行きたいところへ旅行できる
・友人とよべる人がいる
・(おひとり様なので)休日の24時間は私のもの

 

「幸せ」を感じることなんて、もっともっとあります。

むしろ、「今、幸せ」で精神的にも安定している状態だから「副業(複業)・パラレルワークでもしてみようか?」という気持ちになっているといえます。

 

もちろん、人生の中で「幸せ」を実感できないときもあったし、これからもあるかもしれません。
でも、「幸せ」を実感できない時は、例外なく、判断力や決断力、モチベーションや問題解決力などが低下していて、「何かしよう!」という前向きな気持ちには全然ならなかったです。

だから、今、自分が「何か新しいことをしてみよう」と考えていること自体、幸せな証拠といえます。

 

「幸せ」の定義

 

保険会社のCMに登場するような“家族の在り方”は、イメージしやすい「幸せ」の形かも。
でも、実際に自分があのような人生を送りたいか、と問われれば、「YES」と答える人ばかりとは限りません。

 

一昔前なら、女性の「幸せ」の選択肢は極端に少なかったけれど、現在の日本においては、女性もかなり人生の選択肢に恵まれています。
そんな中で、もはや誰かにとって幸せなことが、他の人にとっても幸せとは言い切れないのです。

 

先にあげた“私の幸せ”も、旅行や東京暮らしに興味のない人にとっては、なんの幸せでもない。むしろやれと言ったら「何のいやがらせ?」と思う人もいるでしょう。
逆に、私もゲームやテーマパークには興味ないから、それをやったり、そこへ遊びに行くことを強要されたら気が重い…。

 

1日中猫と遊ぶことでも、神に祈ることでも、お金を稼ぐことでも、とにかく自分の価値観を満たせることが「幸せ」なのかもしれません。

 

 

成功とお金と幸せの話

 

ところで、先日、「ゲティ家の身代金」という映画を観ました。
これは、世界一の大富豪と言われた、ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された実際の事件を描いた作品。

 

ジャン・ポール・ゲティは、大富豪なのに孫の身代金を出し惜しむドケチであり、お金があるけれど家族愛や友情に恵まれない孤独な老人として、この映画に登場します。

 

でも、彼が「孤独」で「不幸」だったかどうかはわかりません。
個人的には彼の生活に「不幸要素」なんて見当たらない気もしましたが、そこには、「金があっても、家族に愛されなければ幸せじゃない」という固定観念があるだけかも。

 

ゲティは、仕事が大好きだったようです。
仕事で成功をおさめ、稼いだお金で大好きな美術品を収集し、家を建て、仕事も続ける。
それって、ゲティにとっては、途方もない幸せ。
家族や友人も大事だったかもしれないけど、優先順位が低かっただけのこと。

 

世間一般の価値観で彼をみれば、家族に恵まれず、孤独な老人なのかもしれないし、実際、彼自身がその部分を「不幸」と考えていたとしても、ゲティの人生において、8(幸せ):2(不幸)くらいかも。

 

ゲティにかぎらず、誰しも人生における幸せと不幸の割合は、どちらか一方が100%になることは難しいだろうから、8(幸せ):2(不幸)や7(幸せ):3(不幸)くらいだったら上々の人生なのでは?

 

ゲティほどの大富豪ともなると、もはや普通の人が想像できる「幸せ」とは違うものを感じたり、求めたりしていたかもしれません。
エベレストの頂上からしか見えない風景があるように、世界一の富豪になって初めてわかる気持ちや感情もあるはず。
彼に見えていた「現実」は、私たちとは違うものだったのでしょう。

 

何が幸せなのかは、本当に個人によって違うもの。

 

ちなみに「ゲティ家の身代金」の感想については、私の別ブログで書いているので、お暇でしたらご覧ください。

 


さて、「みんなで成功して幸せになりましょう!」と語っていた講師の方と、後日、直接話をする機会がありました。


講師:「マーゴさんは、パーセンテージでいうなら、今、何パーセントくらい幸せですか?」
私:「95パーセントくらい幸せです」
講師:「……。(謎の沈黙) では、残り5パーセントの不満は何ですか?」
私:「不満じゃありません。伸びしろを残しているだけです」

 

なんか話が弾まなかったけど、私が悪いのか?