50代からのライフシフト

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甘いものが苦手なら無理して食べなくていい

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食べものの味を紹介する、いわゆる「食レポ」っていうのは、かなりスキルを要するお仕事だなあと思う。

 

大変なのは理解できるけど、個人的にとても気になる表現がある。
それは、「甘さ控えめで美味しいですね」というもの。

 

そもそも甘いものを紹介しているのに、「甘さ控えめ」=「美味しい」ことになっているのが、なんとなく不思議。
甘くてしかるべき食べものが、その最大の売りとなる「甘さ」を控えめにすることで高評価を得ている。
なんか矛盾してない?

 

それとも「いや~、私なんて、まだまだ“甘い”カテゴリに入れてもらえるほど甘さを持ち合わせてないんですよ(by 大福)」という奥ゆかしさが日本人にはウケるのでしょうか(たぶん違う…)。

 

戦中・戦後、砂糖が貴重だった時代には、「甘さ控えめ」=「美味しい」という図式はなかったはず。むしろ、甘さ上等。
そう考えると、「甘さが控えめで美味しい」のは平和の証かも。

 

戦後生まれだけど、私は「甘さ控えめ」=「美味しい」という感覚を持ち合わせていない。
甘いものには執着がないので、時々しか食べないけど、食べたいときはガッツリ甘さが欲しい。甘さを欲して口にしたお菓子が「甘さ控えめ」だと、なんだか騙されたような気分になる。

 

味覚が単純すぎるせいかもしれない。
なんたって好きな食べものが、フルーツ、ワイン、コーヒー、肉、ナッツ、チーズ。
一見オシャレなラインナップに見えるけど、全部、紀元前から存在している。
念のためもう一度言っておくけど、私は戦後生まれ。


「甘さ控えめで美味しいですね」は平和の証拠、と勝手に解釈し、食レポへの理解を示しているのですが、そのコメントのあとに「これなら甘いものが苦手な人でも食べられますね」と続くとモヤモヤしてくる。
そこまでして甘いものを食べさせたいのか?
ケーキとかどら焼きとか、現代の日本で、食べなきゃ死ぬような食べものじゃないと思う。嫌いなら無理して食べなくてもいい。


とここまで書いてちょっと思った。
もしかしてもしかすると、そもそも「甘さ控えめ=平和の証」じゃないのかな。
これは甘いものが苦手な人にも食べてもらう(買ってもらう)ための企業戦略なの!?

 

だとしたら、人口減少が見込まれる中、購買層の裾野を広げたい企業努力は理解できるけど、「濃厚な甘さ=美味しい」というイメージシフトチェンジした方が、砂糖業界も私も大喜びってことをとりあえず伝えたい。