50代からのライフシフト

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カナリアのいる会社

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先日、大学時代の友人から面白い話を聞きました。

 

大学卒業後、その友人は、ある大手銀行に入行しました。
当時は、誰もがその名を知る歴史ある一流銀行。
しかし、バブル崩壊後の不況で、彼女の勤務先も“まさか”の経営破綻。
山一證券などと並び、日本中が騒然とした大型倒産でした。

 

数千人、数万人の従業員を抱える大企業では、勤務先の経営状況が末端の社員まで伝わりづらいものがあるし、大手銀行が経営破綻するなんて、従業員もさぞかし驚いたことでしょう。

ところが、彼女曰く「カナリアの動向をチェックすれば経営状況がわかる」とのこと。

 

カナリア?????

 

私自身は、コンパクトな新会社やベンチャーでばかり働いてきたのでよくわかりませんが、多くの従業員がいる大企業には「ほとんど働いてない人(仕事が任せられない人)」がいるらしい。

大企業ともなれば労働組合なんかもあり、簡単にクビにすることもできず、とはいえ閑職なので、毎日、喫茶店や映画館で時間をつぶしたりしながら“待機”している社員。
いわゆる『窓際族』なんだけど、この人たちこそ「カナリア」なんだそう。

 

つまり、『炭鉱のカナリア』と同義語。

 

ちなみに『炭鉱のカナリア』とは、その昔、炭鉱労働者がカナリアを籠にいれて坑道に入ったことに由来します。坑道にカナリアを持っていった理由は、万が一有毒ガスが発生した場合、人間よりも先にカナリアが察知して、さえずりが止むからです。

 

職場においては、危険が迫っていることを知らせてくれる前兆の指針となる人が『カナリア』。

経営状況が安定しているときは、カナリアは放し飼い(?)にされているそうですが、経営が不安定になると早期退職や子会社への出向など、カナリアが職場からいなくなるそうです…。

 

実際、友人が勤務していた銀行でも経営破綻する少し前に、カナリアがいなくなったというのです。

 

コワい…。

 

でも、社員数が多い会社で働いたことのない私からみると(隠語を使うほど同僚がいない)、こういう社内隠語ってちょっと面白い。
他にも、イジワルな上司のいる部署では、厄介な仕事を押しつけられた部下同士で「高橋部長(仮名)被害者の会」などと言っているそうです。
なかなか楽しそう(他人事なもんで)。

 

今、彼女は、メガバンクのひとつで働いています。
そして、そこにも数名の「カナリア」がいるとのこと…。

 

あなたの会社に「カナリア」はいますか?
そして、今日も元気にさえずっていますか?