旅の話

大人女子(50's)の旅支度。旅の他、映画・海外ドラマの忘備録。

字幕翻訳ってどんな仕事? その1

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私は、副業として字幕翻訳の仕事をしている。

年齢制限なく在宅でできる仕事なので、40代50代になってから目指しても遅くはない。私自身、デビューしたのは50代になってから。

 

どうやったら字幕翻訳家になれるのか、実際にはどんな仕事なのか、参考までにご紹介。

 

 求められる英語力は?

 もちろん英語力がある方がいい。

特に日本映画に英語字幕をつける日英翻訳なら、ネイティブレベルの英語力が求められる。

 

私は英日翻訳をしているけれど、英語力は中の上程度かな。

まだまだ英語力は不足していると実感する日々。

 

TOEICを基準にすれば、800点以上あった方がいい。でも、私もそうだけど、通訳と違い、(大きな声では言えないが)リスニングとスピーキングが完ぺきじゃなくても、そこそこ仕事はできる。

極端な話、英語力がない40歳の人でも、今から英語を勉強すれば50歳前にデビューできるのでは?

 

念のために言うと、ほとんどの映像作品には「英語台本」がある。

英語台本がなく聞き取りが必要な案件もあるけど、それは私以外の人がやってくれる 笑。

 

いうまでもなく、英日・日英どちらの翻訳もできて、なおかつ通訳もできれば、ぐんと仕事の幅は広がる。

 

どうやったら字幕翻訳家になれるのか?

 字幕翻訳家になる道は、実にさまざま。

なろうと思ったわけじゃなくて、映画業界で働いているうちに担当するようになった、なんて話も。

 

でも、業界未経験で40代以降から字幕翻訳家を目指すなら、スクールに通うのが王道。

映像字幕翻訳には独自のルールがあるので、独学はちょっと難しい。自宅近辺にスクールがなければ、通信教育という選択肢もある。

 

字幕翻訳家養成コースのある翻訳スクールのほとんどは、スクール運営とは別に自社で外部から翻訳を請け負っている。つまり、自社の翻訳者として活躍してくれる翻訳者を養成しているわけだ。

 

スクールに通う期間と費用は?

 スクールにより多少の差はあるものの、修了するまで1年半程度。

多くのスクールでは、基礎、中級、上級レベルの各半年コースを設けている。

もし、基礎コースを半年間受講した後、「ちょっと向いてないかも」と思えば、そこでやめてもいい。

 

受講料は、各レベル(半年)で12万~18万くらい。

 

どこのスクールも説明会を開催しているから、疑問は事前にそこで解消できる。

会社に勤めながら通学するのであれば、費用や開講日(平日夜や土日など)の他、課題の量も気になるところ。

せっかく受講申込しても、欠席が続いたり、課題をこなせなければ意味がない。

スクール修了後の進路(仕事の紹介制度)と併せて要確認。

 

字幕翻訳家としてデビューするには?

 スクールの全課程が修了すると、トライアルを受ける資格が得られる。

トライアルに合格すると、はれて翻訳者としてその会社に登録され、仕事が発注されることになる。

 

トライアルは、翻訳会社(スクール)によって実施方法が異なる。

私は、2つのスクールに通った経験がある。

最初のスクールも悪くはなかったけど、いろいろ考え、他のスクールに途中か編入した。

最初に通っていたスクールの場合、トライアルは、年1回で受験料1万。

次に通ったスクールは、隔月毎に実施、受験料3000円。

 

トライアルだけみると、2校目の方がデビューのチャンスが多い。私も最初は不合格でしたが、翌々月、2度目のチャレンジで無事合格。

 

実際の仕事の実態については、「その2」で。